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当選無効求めた裁判で票数確認 河北町議選・落選候補者

 今年4月に投開票が行われた山形県の河北町議選で落選した男性が、最下位で当選した候補の当選無効などを求め、訴えを起こした裁判。名字が似ていることがきっかけになった今回の訴え。12月11日、仙台高裁で投票用紙をチェックし、票数の確認が行われました。

 訴えを起こしているのは、今年4月の河北町議選で次点で落選した齋藤隆さん。求めているのは、最下位で当選した佐藤修二 議員の当選無効です。
 「齋藤」「佐藤」と名字が似ていることから、今回の訴えになりました。

 齋藤さんは今年4月、町の選挙管理委員会などに佐藤さんの当選無効を求めて審査を申し立てましたが、棄却されました。
 それを受け今年9月、県選挙管理委員会に対し、最下位で当選した佐藤議員の当選無効などを求め、仙台高裁に提訴していました。

 訴状などによりますと、齋藤さんは392.745票を得票し、最下位で当選した佐藤議員との得票差は2.255票でした。実に2票ほどの差です。
 齋藤さんは「『さとうたかし』と書かれた票が3票あり、当選した佐藤議員の有効票になった」と主張。これが齋藤さん自身の票になれば、選挙結果は覆るという意味です。
 
 そして11日、佐藤さん・齋藤さんが関わる投票用紙が点検されました。
 その結果「さとうたかし」と書かれた票は確認されませんでした。訴えた点に関しては、選挙時の選挙管理委員会の開票作業に誤りは無かったことになります。

【齋藤隆さん】
「主張していた「さとうたかし」票がなかったと。それがはっきりしただけでも、私としては良かった」
 
 一方で「さいとうしゅうじ」と書かれた票が6票確認され、当選した佐藤修二さんの票となっていました。
 県選挙管理委員会によりますと、この場合 名字よりも名前が優先されることなどから、佐藤修二さんの有効票となるので、ここにも開票作業に誤りはないことになります。

【山形県選挙管理委員会 大村敏弘 書記長】
「さまざまな案件に含め、陳述の聞き取りも行い、投票が疑われる事情は認められないと裁決した。法廷の場も、そのように主張してきたので、結果として現れた」

 これに対し、原告側は検証調書をもう一度精査し、意見を述べたいとしています。