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重粒子線治療25日開始 予約は120件超

国内で7例目、東北・北海道では初となる山形大学医学部東日本重粒子センター。重粒子線による治療は25日から始まり、前立腺がんの患者2人に対して加速器で加速させた重粒子をがん病巣にピンポイントで照射して死滅させます。これまでのエックス線などによる放射線治療では正常な細胞にもダメージを与えていましたが、重粒子線治療ではがん病巣を狙い撃ちしながら正常細胞へのダメージを最小限に抑えることが可能となります。東日本重粒子センターのトップ・根本健二センター長は「全国の重粒子線治療施設をみると、半分から6割で前立腺がんの治療が行われている。一番需要があるのは前立腺がんだと理解している」と話します。前立腺がんの重粒子線治療は1回、数分程度の照射を週4回のペースで合わせて12回行い、治療は3週間ほどで済むということです。エックス線などによる放射線治療は約2カ月かかっており、治療期間の短縮にもつながります。重粒子線治療の予約は今月19日時点で、宮城や岩手など近県を含め、126件に上るということです。気になるのは治療費です。東日本重粒子センターによりますと前立腺がんの治療費は約160万円ですが、保険が適用されるということです。公的医療保険の高額医療費制度が適用された場合、自己負担は年収や年齢によって異なるものの8000円から27万円ほどになるということです。